― 本日、何日和? ―
「お、仲沢さん、ちわ」
「ん??はよぉー」
朝、部室に着く前に。
マネジもどき(監督の親戚らしくて、本人曰く『使われてる』)のにそーぐーした。
は同じ学年だけど、違うクラスで。
こうして休日、マネジもどきとして参上する時以外は滅多に会わない。
(あ、『参上』って言ったのはオレじゃない!本人だから!!)
でも、きゃぴきゃぴしてないから、比較的(和サンのパクリ!)話しやすくて。
オレは嫌いじゃない…。
いや、寧ろ好きかな…うん、好き、好き好き、スキ!
「、早いじゃん」
「んー?寝起きの仲沢さんが見たかったから」
「え?」
「嘘」
「あ、そう…」
のオレ的謎なトコロ。
慎吾サンとか準サンと違って、オレをだるそうにからかうところ。
ん?からかってない?
ただ、めんどくさそーに冗談言ってるだけ?
でもその、のダルい口調、嫌いじゃない。
あー、いや、だから、嫌いじゃないんじゃなくて、スキ、だってば!!
「つか、ってなんでオレのコト『なかざわさん』って呼ぶわけぇ?」
「気分」
「じゃあ気分によっては、オレのコト『りおう』って呼んだりするぅ?」
「……そだね、利央」
え、つか、えぇぇぇぇ!?
今、、オレんコト、『りおう』って、下の名前でェ!?
「、!」
「何、利央」
「(聞き間違いじゃないっ!!) 、何でぇ!?」
「ん?何が?」
「な、何でッ、名前、オレの……!!」
うっわ、オレ、カミカミじゃん!
オレ、ダッセ!!
あわてるオレに比べて、は大したコトじゃなさそうに空を見る。
今日は野球日和じゃん、とか呟きながら。
「利央はさぁー…」
「え、あ、はいっ!! (つか、オレの名前呼びすぎ!!)」
「野球好きだよね」
「そら、好きだよォ! (オレはも好きだけどォ!)」
「そっか、好きか」
「好き!好きだってェ!! (も好き!!)」
「あっはは、アタシ利央好きだなー」
は?
え、ちょ、まっ!!!
、じゃなくて…
「ッ!!!」
オレがホントマジ一生分くらいの勇気を振りしぼって。
名前を、呼んだら。
「今日は幸せ日和ですなぁ、利央ー」
今まで見たコトないような、すっごい笑顔!
何かもう、その日は、
準サンに何度殴られても、オレ、ばっか見てた!!
初・利央です…。
まだあんまりキャラを完全に把握する前に、作んなきゃ良かったかも…。
でも、利央は大好きです。
ぐりぐりって、したいです…あ、されでもいいかも(笑)
今回はあんまり長くなかったんで。
また、利央書きたいです。